新着情報

針供養

2025.02.03

針供養という行事をご存じでしょうか?

針供養は、折れたり曲がったり錆びたりして使えなくなった縫い針を供養し、針への感謝と裁縫技術の上達を願って行われるようになった行事です。

 

供養の方法は、一般的にはこんにゃくや豆腐などの柔らかいものに針を刺し、川に流したり土に埋めたり神社に収めて供養していました。

 

豆腐やこんにゃくに刺す理由は、これまで硬い生地に刺してきた針に、最後は柔らかいところで休んで成仏してほしいという労いの意味が込められているそうです。

 

針供養は「事八日(ことようか)」と呼ばれる、2月8日と12月8日両日か、どちらかに行います。

2月8日と12月8日はそれぞれ「事始め」「事納め」とされていて、神事や祭事であることから神様を迎えるために慎みを持って過ごす日とされ、「針仕事を休むべき」と考えられていた為、この日に針供養をするようになったそうです。

 

針供養のように、普段使っている物に感謝する気持ちは常に忘れずにいたいですね。